山本建築の屋台づくり

こだわりの技法、こだわりの屋台づくり。

浜縁床(はまえんゆか)

浜縁床

屋台正面の上部で左右へと広がる浜縁床(はまえんゆか)。浜縁や浜床とも呼ばれ、通常は水平に真っ直ぐ伸びる部分。山本建築では、段差を付けて格式の違いを、さらに高さに変化を加えて、華やかさと押しの強さを表現した独創的な仕上げです。

尾垂木(おだるき)

尾垂木

外側へと向かって突き出しているのが、尾垂木(おだるき)。天狗垂木とも呼ばれる部分。一本ではなく、二本を鬼の角のように突き上げているスタイル。力強い風格と勝ち気な印象を与え、遠くからでも目立つのも特徴です。伝統的な社寺建築の技術を屋台建造に集約しています。

欄干(らんかん)

欄干

屋台のまわりに巡らされた手摺となる部分、欄干(らんかん)。通常は直線的な形状ですが、流線的な要素を取り入れて、デザイン性を高めているのが特徴です。中央には、地域や車のシンボルとなる文字を入れることも可能。
重厚感のある色味で強度もあるタガヤサンを採用。タガヤサンと同様に、“唐木三大銘木(からきさんだいめいぼく)”として高級木材のシタン、コクタンなどもお選び頂けます。

皿斗(さらと)

皿斗

肘木と斗の間に皿状の飾りを組み入れた皿斗(さらと)。一段、二段とさらに構造美を増したような形で、より重厚感のある仕上がりになります。

地覆(じふく)

地覆

欄干の土台となる横木、地覆(じふく)。角ばった形状が一般的ですが、緩やかな曲線美が特徴となっています。

平桁(ひらげた)

平桁

欄干の中程の高さにある横木、平桁(ひらげた)。基本は真っ直ぐですが、途中でカーブを描きデザイン性を高めることも可能です。また筋彫(すじぼり)を入れることで、屋台の輪郭が強調され、構造美をより一層引き立てています。

中屋台柱(なかやたいばしら)

中屋台柱

通常は特に何も入れていない部分にも、こだわりを。幾何学模様を柱に入れ込んで細部まで、丁寧に仕上げてあります。

車輪(しゃりん)

車輪

屋台専用の木製車輪を製作しています。材料は主に良質なケヤキやカシを使用し、熟練の技術により車輪を組み上げます。

彫刻(ちょうこく)

彫刻

古くから伝わる神話やおとぎ話、昔話などの神様や動物、登場人物、地域にゆかりのある模様などを彫り上げます。

漆塗(うるしぬり)

漆塗

美しい光沢と防湿性、防腐性を誇る漆塗り、様々な技法で行います。

錺金具(かざりかなぐ)

錺金具

屋台を煌めかせる金物の装飾細工、専門の職人が一つひとつ手づくりで仕上げます。

装飾(そうしょく)

装飾

屋台を飾る建具、脇障子(わきしょうじ)、御簾(みす)、天幕など。

祭り屋台・関連品の製作

遠州森町・山本建築では、二輪屋台と四輪屋台の建造を承っております。

その他、屋台修理、車輪、装飾、祭事の備品製作とともに、技術のある職人による屋台彫刻や屋台漆塗り、飾り金具の工事など、多くのご依頼も頂いております。「祭り」という伝統を受け継ぎながら、お孫さん、ひ孫さんの時代にも輝き続けるような屋台を丹精込めて建造していきます。

二輪屋台

山本建築の二輪屋台

牛車風の二輪屋台では、これまで森町、袋井市、掛川市、菊川市、磐田市、豊田町の屋台などを建造してきました。一口に二輪屋台といっても、各地域によって受け継がれてきた伝統や歴史があり、それぞれの屋台に特徴があります。そのような違いを十分に考慮して、屋台を建造しますので、みなさんの想いを存分にお聴かせください。60年以上の歴史と経験、受け継がれてきた技術を活かして、あなたの町の伝統や曳き方に合った屋台を組み上げます。

四輪屋台

山本建築の四輪屋台

四輪屋台では、これまで御前崎市、藤枝市、榛原町、福田町、豊田町の屋台などを建造してきました。浜松祭りで有名な屋根が二層になっている御殿屋台(ごてんやたい)と広がりのある屋根が魅力的な大唐破風屋台(おおからはふやたい)の二つに大きく分けられます。屋台構造は地域により違いがあり、車輪は丸太を輪切りしたものや、木を組み合わせた形のコマ型、鋳物のものまで様々です。山本建築の伝統と技術、そして総合演出力により、オリジナル屋台をつくり上げます。

建造実績一覧

小型屋台

小さな本体に大容量の収納を兼ね備えた屋台。万燈の役割も担え、ご祝儀用のお酒やジュース、オードブル、お菓子などをたっぷりと詰め込めます。また引き出しなどには、提灯やロウソク、誘導灯、カッパ、工具類も。ゴミ箱の設置もでき内部に発電機やバッテリーを載せて給電対応も可能に。本屋台をサポートする小型屋台です。

ミニ屋台

子供たちが実際に曳いて遊べる大きさの屋台です。段ボールで屋台をつくって遊んでいる子供たちを見て、もっと本物に近い屋台で楽しんでもらいたいと考案したのが、ミニ屋台。本物の屋台と同じヒノキを採用しているので、臨場感があります。特徴は組みばらしができ、1/3の大きさになるので、収納も簡単な点です。頑丈なつくりですので、祭典で曳かれる屋台と同様に代々受け継ぐ事も。お子さんやお孫さんの誕生祝いに、健やかな成長を願う世界にひとつだけの贈り物として好評を頂いています。このような縮小版の屋台を通して、子供たちの祭りへの関心を高め、大切な文化の継承のお手伝いができたら幸いです。

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提灯台

提灯台は、祭典の期間に玄関先に提灯を吊るして飾る台。山本建築オリジナルの提灯台には、屋台と同じ上質材を使用しています。屋台製造に長年携わってきた経験と技術を活かした精巧なつくりです。特徴は、丈夫な十字組の土台により安定感のある構造で、簡単に組み立てられる点。また傘の部分は、組みばらし可能なので、収納もコンパクトに。本格的で機能的な提灯台です。

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太鼓台

鳴り物の大太鼓が載せられる台。雲や炎のような曲線美が印象的な宮型や木で組まれた直線的なシンプルな櫓型などの種類があり、彫り物や装飾を施す事もできます。こだわりの太鼓台が屋台の後ろ姿を美しく飾ります。その他、ヒノキやカシなどお好みの材種で地域に合った太鼓バチ、笛箱などの製造も承っています。ご不明点などがありましたら、お気軽にいつでもお問い合わせ下さい。

製品販売

ミニ屋台や提灯台といった山本建築オリジナル製品も販売しています。

ミニ屋台(子供用)

屋台づくりの工匠が、お祭りをより一層盛り上げるために、ミニ屋台をつくりました。本体はヒノキ、車輪はカシを使用。組みバラシも可能で収納コンパクト。屋台づくりを疑似体験できるので、お子さんと一緒に組み立ててみてはいかがでしょうか。

土台、屋根、組子、車輪、建具類の5つの構成
土台の部分に本柱を組み立てていきます
金槌ひとつで簡単に屋台づくりを疑似体験
約1/5サイズのミニ屋台の完成です

限定7通常価格 ¥108,000(税込)特別価格 ¥79,800(税込)で販売中

お問い合わせ・お求めは、TEL.0538-85-2631/お問い合わせフォームへ

提灯台

お祭りの門構えを飾る提灯台を屋台職人が遊び心を持ってつくってみました。組みばらし可能なので、使わない時にはコンパクトに収納できます。お祭りの時期だけではなく、納涼祭やお盆、居酒屋のディスプレイなど多用途に使ってみてはいかがでしょうか。

※提灯は付属しません、提灯台のみの販売となります

(サイズ:高さ204cm×幅55cm×奥行68cm)

収納も安心の組みばらし可能なタイプです
金槌一本で簡単に組み立て可能
小粋なデザインの本格的な提灯台の完成です

限定5通常価格 ¥54,000(税込)特別価格 ¥39,800(税込)で販売中

お問い合わせ・お求めは、TEL.0538-85-2631/お問い合わせフォームへ

屋台建造をお考えの方へ

みなさんのご要望をお聴きし、入念なお打ち合わせを繰り返して、屋台づくりに関する各種のご提案をいたします。
今までの屋台の形状や運行方法、道路事情を考慮しながら、新たな色やデザイン、寸法などをご相談させて頂きます。
山本建築のオリジナルのプランもご用意しています。

屋台づくり

写真や映像、過去の実績をまとめた資料や冊子なども豊富に取り揃えています。温かいお茶をご用意していますので、屋台やお祭りについて、みなさんの想いを心ゆくまでお話し下さいませ。

美しき出組

建造物の上部を支える組物のひとつの形式、出組(でぐみ)。お寺や寺院などにも古くから使われている伝統的な建築技法です。日本人に親しまれている七、五、三といった数字を取り入れて、安定感のある美しい構造を表現しています。それぞれの地域文化に根付いた形や装飾を施して、オリジナリティー溢れる出組を生み出します。

確かな目利き

どれほど卓越した技術を持っていても、木材を見極める目がなければ意味がありません。屋台の材料として、遠州森町・山本建築では、十分に乾燥した木目の綺麗な樹齢100年以上の針葉樹・ヒノキを使っています。

伝統的な大工道具

鉋(かんな)や鑿(のみ)、玄能(げんのう)といった古くからの大工道具を操り、日本建築の伝統とあなたの町の文化を屋台に惜しみなく注ぎ込みます。国宝の建築に用いられる技術を凝縮して、屋台製造に打ち込んでいます。

経験と誇り

現在3代目が担う遠州森町・山本建築では、創業から60年以上の歴史があり、100台以上の屋台を手掛けてきました。各地域のみなさんに喜んでいただき、大変有り難く思っています。今後も伝統・文化・技術の継承に誇りを持ち、これまでの経験を活かして、屋台づくりに励んでまいります。

建造からメンテナンスの主な流れ

  1. お電話もしくは、メールにてお問い合わせください TEL.0538-85-2631
  2. 屋台工場・事務所にて、お打ち合わせ 屋台の形状や大きさ、彫刻、装飾のご要望をお伝え下さい。併せて、写真・冊子など豊富な資料を基に実績の紹介をさせて頂きます。
  3. 構想を具体化して意匠図の作成・コスト概算
  4. 建造のお申し込み・工事請負契約の締結
  5. 工事着手
  6. 木材調達・屋台彫刻題材の下絵作成
  7. 出組、土台、柱の加工
  8. 彫刻の加工
  9. 車輪の製作
  10. 屋台の仮組み
  11. 屋台装飾、錺金具、幕の製作・取り付け
  12. 完成・お引き渡し
  13. 屋台お披露目「落慶式」
  14. 祭典
  15. 一年点検
  16. アフターメンテナンス

修理・点検をお考えの方へ

みなさんの町の大切な屋台を末永くお祭りで曳いて頂けるように、山本建築が丹精込めて、万全の体制にお戻しいたします。

屋台本体

構造上の主要な柱や梁などが緩んでいる箇所や破損部分などメンテナンスいたします。構造的な部位を補強させる事で、荷重のストレスを解消し、屋台をリフレッシュさせて頂きます。運行の舵取りとなる手木の老朽化による交換工事、彫刻の破損の修復なども対応いたします。

車輪・足回り

屋台の荷重が掛かり稼働する車輪の周辺は、点検や修理が特に必要な部分となります。木製の輪の乾燥・収縮などは輪板の詰め調整後、焼き嵌めといった流れで修復いたします。車軸の心棒は、車輪との摩擦によって、削れてきますので交換や修復、またはバランス調整のための位置移動も可能です。

本漆・金箔など

本漆塗りでは、本物だからこそ20年~30年の間に紫外線を浴びて光沢がなくなってきてしまいますので、磨きや塗り替えが必要になります。その他に金箔や錺金具といったデリケートな部分も、お色直しなどをさせて頂き、当初の輝きを蘇らせます。