カテゴリー: 屋台づくり

2019/02/14

彫刻の題材:鳳凰(ほうおう)

祭り屋台の彫刻は、さまざまな神話や伝説、歴史物語から、その題材が選ばれます。生き生きとした彫刻は、祭り屋台をさらに豪華絢爛な装いにします。今回は、その彫刻の題材の中でも「鳳凰(ほうおう)」について、ご紹介します。

「鳳凰」は、中国の想像上の霊鳥です。古代の中国では、麒麟(きりん)、亀、竜とともに、めでたい大切な動物として、考えられていました。鳳はオス、凰はメスを表します。体は前部が麒麟、後部がシカ。くちばしはニワトリ、首はヘビ、背中は亀、尾は魚に似ていて、羽毛は五色に彩られていたとされています。

アオギリ科の落葉高木である梧桐(ごとう)に宿って、竹の実を食べ、甘く美味しい泉である醴泉(れいせん)の水を飲むとされています。優れた知恵や徳を持った国を治める人物が世の中に出てくる時に姿を見せると言われています。

中国の古代の帝王である黄帝(こうてい)が天下を治めた時に宮廷に鳳凰が飛来したとされ、同じく太古の聖帝である舜(しゅん)の時代にも、再び鳳凰が現れたとされています。めでたいことの兆しや象徴とされているので、さまざまな装飾や工芸品、文様などにも使われ、日本には仏教とともに伝来したと言われています。

このように、彫刻の題材についての物語や由来など、シリーズでご紹介していこうと思います。どうぞお楽しみにお待ちいただけたら幸いです。

2019/01/31

屋台づくりの流れ・後編

前回では、山本建築の屋台づくりのお問い合わせから木材の調達までをお伝えしました。今回は、彫刻題材の下絵作成から一年点検・アフターメンテナンスまでをご紹介します。


6.彫刻題材の下絵作成
古くから伝わる神話やおとぎ話、昔話などの神様や動物、登場人物、地域にゆかりのある模様といった彫刻の題材の下絵を作成していきます。

7.各種の製作・加工・仮組み。
出組、土台、柱の加工。彫刻の加工。車輪の製作。山本建築の長年の経験と技術、プロデュース力を発揮して、屋台の仮組みとなります。

8.装飾の製作・取り付け
屋台装飾や錺金具、幕の製作・取り付けを実施します。最終的な屋台の仕上げとなります。

9.完成・お引き渡し
完成後、お引き渡しをいたします。屋台のお披露目として落慶式を行ない、祭典での運行となります。落慶式の事前準備として新聞社等へのプレスリリースも配信いたします。

10.一年点検・アフターメンテナンス
完成から一年後に点検をいたします。また祭典時の破損や不具合などをアフターメンテナンスさせていただきます。

山本建築では、最初のお問い合わせからアフターメンテナンスまで、町の宝である屋台をしっかりとサポートいたします。屋台の建造や改修、またはメンテナンスなど、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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2019/01/24

屋台づくりの流れ・前編

今回は山本建築の屋台づくりの流れをご紹介したいと思います。屋台の形状や運行方法、道路事情を考慮しながら、デザインや色、寸法など皆さんのご要望に合わせたご提案をいたします。

1.お問い合わせ
お電話やホームページのお問い合わせフォーム、フェイスブックのメッセンジャーなど、お使いやすいものを利用して、まずはご連絡ください。

2.お打ち合わせ
山本建築の屋台工場・事務所にて、お話を伺わせていただきます。屋台の形状や大きさ、彫刻、装飾のご要望をお伝えください。写真や冊子など豊富な資料を基にして、過去の実績なども参考として紹介いたします。

3.プランの作成
ご要望をヒアリングして、プランを作成します。屋台の構想を具体化したデザイン図と共に、コストの概算を提出いたします。ご不明な点や不安な点が無くなるまで、しっかりとサポートいたします。

4.ご契約
屋台の建造のお申し込みをしていただき、請負契約の締結となります。

5.木材の調達
山本建築では、十分に乾燥した木目の綺麗な樹齢100年以上の針葉樹のヒノキを屋台に使用しています。確かな目利きで、良質なヒノキを見極めています。

今回はここまでですが、次回はさらに彫刻題材の下絵作成からアフターメンテナンスまでをご紹介します。

2019/01/17

山本建築の屋台づくりの歴史

山本建築は、1957年に創業してから100台以上の屋台に携わってきました。

牛車風の二輪屋台では、森町、袋井市、掛川市、菊川市、磐田市、豊田町などの屋台を建造。四輪屋台では、御前崎市、藤枝市、榛原町、福田町、豊田町などの屋台を建造してきました。

そこで今回は改めて山本建築の屋台づくりの歴史を振り返ってみたいと思います。1980年代の前半に、川原町の屋台の修復工事が必要となりました。川原町は、山本建築の初代である山本庄平の出身地ということで、山本建築へと屋台の修復工事の依頼が来たのです。

その後、さらに下宿の屋台の修復工事を実施。そして、山本建築のある栄町の屋台の新造を受け持つことになりました。1980年代の後半からは、菊川市や袋井市、御前崎市など徐々に広い範囲で屋台づくりのお話をいただくようになりました。

その中には、会社の敷地内で新入社員たちに屋台の曳き廻しをさせたいとのことから、企業様からのご依頼もありました。現在では、さらに多くの地域の皆さんにお声を掛けていただき、屋台の新造や修復などのお手伝いをさせていただいています。

ホームページには、これまで山本建築が手掛けてきた屋台の建造実績を紹介しています。そちらもあわせて、チェックしていただけたらと思っています。

【建造実績】

建造実績