2019/06/06  [ お知らせ

建造実績:森町栄町「藤雲社」前編

山本建築が実際に手掛けた祭り屋台の建造実績をご紹介したいと思います。今回は森町栄町「藤雲社」です。

1985年(昭和60年)に町民の屋台新設を願う声が高まり、町内総会が開かれ話し合いの結果、屋台の建設が決定、建設委員会が発足。地元の栄町にある山本建築の初代・山本庄平と二代目・和夫が工匠として携わらせていただき、1987年(昭和62年)に「藤雲社」は完成しました。

屋台の名称である「藤雲社」は、栄町にある金守神社の楠と藤に由来しています。樹齢400年以上の楠の巨木に、まるで龍のように雄々しく巻き付く大藤。花の季節には、空を覆う雲のような藤花となります。

この大藤は龍が雲に昇る姿のような力強い躍進を、そして藤花は町民の平和な幸福を表す象徴であります。このような大藤にあやかって、「藤雲社」と命名されました。

伝統的な森町の屋台形式を重んじて高欄式二輪屋台で、その材も樹齢300年以上のヒノキを採用しています。

彫刻は志村孝士(二代目・流張、福井県三国町)、御簾の社名揮毫は森町出身の杭迫柏樹(京都市伏見区)、御簾の装束師は平安草苑(京都市中京区)、車輪は村松利雄、建具は高木和夫、建具の塗師は村松菊郎、電気は平尾電気が手掛けています。

次回はさらに各所の彫刻や近年のメンテナンス等についてもご紹介していきます。