2019/07/11  [ お知らせ

建造実績:袋井市上山梨下町「遊僊車」中編

前回(http://www.yamamoto-kenchiku.co.jp/?p=5447)に引き続き、山本建築の祭り屋台の建造実績として、袋井市上山梨下町「遊僊車」のご紹介です。今回は、屋台の各所や彫刻、近年の美装工事等についてお伝えいたします。

三代目となる「遊僊車」は1990年(平成2年)に新造されました。屋台本体は山本建築が携わり、彫刻は古村木材工芸所(富山県高岡市)、井波彫刻の伝統工芸士・大丸敏夫(富山県高岡市)、車輪は村松勝利、建具は望月義夫が手掛けています。

彫刻は山名神社の祭神を基に神話を題材にして、町民の健康、幸福、繁栄を念願しています。脇障子の表面には神武天皇、天照皇太神、裏面には日本武尊、児島高徳、腰長押欄間には波に亀、波に鯉などが彫り上げられています。

1992年(平成4年)には漆塗りも施されました。漆塗装は、木曽漆器の伝統工芸士として、数々の受賞と瑞宝章の栄誉に輝く荻村浪吉父子(長野県木曽郡)、飾金具は文久元年創業、宮内庁御用達の宮本卯之助商店(東京都台東区)が手掛けました。

2011年(平成23年)には、下町の方々の屋台を綺麗な状態で大切に保ちたいという気持ちにお応えして、漆塗りから約20年を経て美装工事を実施。再び屋台本来の美しさが蘇りました。

次回はさらに塗装や飾金具、太鼓などの詳細について、お伝えしようと思います。