2019/09/05  [ お知らせ

建造実績・二輪屋台:袋井市上山梨入古町「栄西館」前編

山本建築が実際に手掛けた祭り屋台の建造実績をご紹介したいと思います。今回は袋井市上山梨入古町「栄西館」の二輪屋台です。

初代の屋台は、1902年(明治35年)に入古町45世帯の協力によって、当時としては大金となる147円36銭で建造されました。その後、約90年の長い風雪に耐えたことによる老朽化に伴い、現在の屋台が1992年(平成4年)に新造。

二代目となる新しい屋台は総ヒノキづくりで、長さ約5.7メートル、高さ約3.9メートル、幅約2.5メートルと遠州地方の二輪屋台ではトップクラスの大きさも特徴になっています。大きな姿による迫力や雄壮さがポイントです。

屋台本体は山本建築、彫刻は志村孝士(二代目・流張、福井県三国町)、車輪は村松利雄、建具は長谷川恵一(袋井市)が手掛けています。お引き渡しの際には山本建築の工場内に多くの方々が集まり、祝いの宴席も設けられました。

屋台正面の支輪には「栄西館」の名称の由来となる日本における臨済宗の開祖・栄西禅師(1141年~1215年)の彫刻も。その他にも屋台彫刻の持つ伝統的で文化的な主題と同時に後代の人たちに分かりやすく親しみの持てるモチーフの彫刻が各所に配置されています。

各所の詳しい彫刻については、次回の記事にてご紹介していきます。どうぞお楽しみに。