1981/03/20  [ 二輪屋台, 建造実績

森町川原町【沿海社】大改修

森町川原町【沿海社】大改修

山本建築が初めて手掛けた記念すべき屋台となります。

1981年(昭和56年)10月に、山本建築の初代の山本庄平が大改修を実施しました。もともとは、1927年(昭和2年)に新造された祭り屋台です。ちなみに、こちらの屋台は二代目であり、初代は1886年(明治19年)に建造されています。

屋台の名称である「沿海社」は、川原町が太田川に沿った町であることから、川を海としてたとえて、名付けられました。

出組は昭和初期のシンプルなもので、その時代の良い雰囲気が感じられます。上部は昔ながらの組子形状でしたが、この大改修によって支輪(しりん)の部分に新たに彫刻が入りました。

彫刻は二代目の建造時に、早瀬利三郎(二代目・朝雲)が手掛けました。大改修時には、志村孝士(二代目・流張)が支輪の飛龍や木鼻の獅子を彫り上げています。

正面の欄間には鳳凰、左には布袋と唐子(からこ)、右には手長と足長、後には鍾馗(しょうき)と子鬼。御簾脇の左には龍仙人、右には傘乗仙人。左右の脇障子には、鯉の滝登り。以上のような彫刻が屋台に入っています。